ファッションの都ミラノを魅了したアルファタウリ

今、輝くとき。煌々と照らし出されたショーウィンドウとロゴ照明、そしてまるで重力の法則に反するように「ラ・リナシェンテ」のファサードに掲げられたF1レプリカマシン。アルファタウリはイノベーティブな仕掛けでサプライズを演出し、ミラノの名所ドゥオーモ広場に集う人々の視線を釘付けに。2020年春夏コレクションのキャンペーンスローガン「People of The New Sun」をテーマに、アルファタウリは8つのショーウィンドウを鮮やかな照明でライトアップ。2月のミラノに“太陽”を届けました。アルファタウリのロゴ照明とリンクするように、建物全体がライトアップされたラ・リナシェンテ。

そのファサードに、ベールに包まれたスクーデリア・アルファタウリの新型F1マシンが設置されました。設置作業には、鋼鉄製のレールを持つガントリークレーンと2.5トンのカウンターウェイトが投入され、スクーデリア・アルファタウリの新型マシンのシャーシが最大8ノットの風速にも耐えられるよう安全かつ確実に固定されました。このF1マシンを掲げる作業だけに8時間という時間を要しました。ベールに覆われたマシンの上にカウントダウン表示が投影されると、刻々と刻まれる時間とともに、アンヴェールの瞬間に向けて会場の緊張感もより一層高まっていきました。

2020年2月11日から23日までの期間限定で、ミラノの高級デパート「ラ・リナシェンテ」にアルファタウリのエクスクルーシブなポップアップスペースが登場。メンズとレディースの2つのスペースで春夏コレクションのキースタイルが展示されました。どちらのスペースも、アルファタウリのショーウィンドウのテーマを踏襲。あたたかなイエローの照明に照らし出されたクリーンでモダンな空間が、買い物客の目を引きつけました。

2月11日、アルファタウリはラ・リナシェンテのObicà（オービカ）ルーフトップレストランでローンチイベントを開催。ユニークなポップアップスペースと春夏コレクションのローンチを記念するこのエクスクルーシブなイベントに、イタリアのインフルエンサーや各界の重鎮や著名人（エレオノーラ・カリシ、ベロニカ・ジョミーニ、イヴァノ・マリオ、ジョバンニ・マセイロなど）、メディア関係者が出席しました。ミラノ大聖堂、ドゥオーモの壮観な眺望と、DJルーカ・ダフが紡ぎ出すビート、そして美味しいドリンクと軽食に彩られた特別なイブニング。ファッションウィークを1週間後にひかえたミラノのルーフトップで、アルファタウリは一足先に素晴らしいファッションイベントを開幕させました。

2020年2月14日、ドォーモ広場でF1マシン発表会が開催され、スクーデリア・アルファタウリの新型マシンが披露されました。発表会に先駆け、司会役のイレーネ・サデリーニとスクーデリア・アルファタウリF1チームのエキスパート、オテッロ・ヴァレンテのトークイベントを開催。買い物客は、スクーデリア・アルファタウリの新チームの魅力やシーズン予測に耳を傾け、ドライビングシュミレーターコンペティションの勝者発表を楽しみました。イグナツィオ・モゼール、フェデリカ・モナチェッリ、マルコ・ファンティーニなど、イタリアの有名インフルエンサーたちも、会場に2台設置されたスクーデリア・アルファタウリのF1シュミレーターでレーシングスキルを披露。

このユニークなライブイベントをひと目見ようと、2千人を超える人々がラ・リナシェンテの店頭に集まりました。ベールをまとい、ラ・リナシェンテのファサードに掲げられた新型マシンは、午後8時30分、ザルツブルクのハンガー7で開催されていた公式ローンチイベントで新デザインのマシンが披露されると同時に、その姿をアンヴェール。ファサードにはハンガー7でのドラマチックなアンヴェールの様子が映し出されました。

アルファタウリとスクーデリア・アルファタウリは、単なる広告目的のためにタッグを組んだわけではありません。アルファタウリにとって、F1の世界はイノベーションとテキスタイルテクノロジーの開発に適した環境を提供してくれる絶好のフィールド。一方、F1はイノベーションの宝庫。このエリートクラスのモータースポーツには、卓越したパイオニアたちが結集し、常に現状打破に挑み続けています。ファッションとモータースポーツ。それぞれ挑戦の場は違っても、イノベーションにかける熱い思いは同じ。志を同じくし、クリアなビジョンを持つイノベーターやクリエーター、パイオニアたちがこのコラボレーションを可能にしているのです。