パートナー

アイデアに翼をさずける

アルファタウリは、レッドブルが展開するファッションブランドとして、常に新しいテクノロジーとデザイン、機能性を探究し、現状打破に挑み続けます。既存の商品をはるかに上回る、常識を覆すような斬新な商品を提案し、カスタマーとファッション業界にインスピレーションとエネルギーを与えたい。その思いを胸に私たちは日々努力を続けています。

そして私たちと志を同じくし、自らの限界に挑み続けるパイオニアたちとのコラボレーションを通じてファッションと機能性の関係を再定義し、ファッション業界の新しい未来をカタチにしていきます。

イノベーションをパワー源に

氷河を冠する名峰に囲まれたスイスアルプスの麓に本社を構える、ハイテクテキスタイルメーカーのSchoeller社は、アルファタウリの主要ビジネスパートナーのひとつ。実はこのアルプス山脈の大自然に囲まれた緑豊かな風景の中で、テキスタイル産業の未来が紡ぎだされています。革新的なテキスタイルとテキスタイルテクノロジーを開発・製造するSchoeller社。業界の第一線でイノベーションを牽引するこのグローバル企業は、高い機能性と保護力を備えたテクニカルファブリックからライフスタイルテキスタイルまで、あらゆる分野のテキスタイルを製造。撥水機能や湿度調整機能、抗菌機能などのテクノロジーを適用することで、素材のパフォーマンス向上を実現します。

イノベーションへの情熱を燃やすSchoeller社は、アルファタウリの理想的なパートナーといえます。「アルファタウリとSchoeller社は、“常に時代の一歩先を読む”という同じ価値観を共有しています。私たちは歩みを共にし、テキスタイル分野、ひいては消費者の利益となる様々なアイデアを実現していきたいと願っています」とSchoeller社のCOO(最高執行責任者)を務めるハンス・コーン氏は語ります。

この2つのパイオニア企業の業務提携は、すでに革新的なTaurex®というテクノロジーを生み出すなど、好発進を切っています。アルファタウリとSchoeller社が共同開発したこのスマートテクノロジーには、まさに両社が共有するイノベーション精神が体現されています。Taurex®を搭載したアルファタウリスタイルは、着る人のエネルギーを活性化し、健康を促進します。「エナジードリンクのあとは、エナジーウェアでしょう」と、Schoeller Textil社のCEOジークフリート・ヴィンケルバイナーは締めくくります。

業界標準を生み出す

日本の研ぎ澄まされた創造力のエネルギーに惹かれ、アルファタウリが提携したもうひとつのパートナーは、ファッション業界の革命児。コンピュータ制御された最新鋭のニッティングマシンを製造する日本のSHIMA SEIKIは、時代の流れにそぐわない様々な伝統的手法にいまだ頼り続けているアパレル業界の製造工程に、革新をもたらすパイオニア企業です。1962年初め、創業者である島正博氏は株式会社島精機製作所(以下、SHIMA SEIKI)を創設し、「全自動手袋編み機」の開発に着手します。様々な試練を乗り越えながら改良を重ね、ついに完成した「全自動手袋編み機(角型)」は後に日本機械学会の「機械遺産」に認定されます。以後、次々と特許技術を生み出してきたSHIMA SEIKIは、今もなお「世の中にないものをつくる」ため、モノづくりに情熱を注ぎ続けています。

そしてあるひとつのイノベーションにより、まったく新しいアプローチでファッションデザインに命を吹き込むことに成功しました。それが、SHIMA SEIKIが独自に開発した世界初の完全無縫製ニッティングマシンです。ニットウェアを立体的に無縫製で編成できるこのマシンは、これまで“存在しなかった”様々なメリットをもたらしてくれました。通常ニットセーターは、前身頃、後身頃、袖といったパーツを別々に編んだあと、それらを手作業で縫い合わせて仕上げます。この画期的な3Dテクノロジーを使えば、もはやこの伝統的な製法に依存する必要はありません。このニッティングマシンでは、ニットウェアを一着まるごと編み上げることができるので、伝統的な服づくりの工程で大きな課題となっていた、余剰生地などの問題に頭を悩ませる必要がなくなりました。ファッション業界に大きな影響を与えるイノベーションを起こしたSHIMA SEIKIと、レッドブルのDNAを受け継ぎ、ファッションの世界に変革をもたらすアルファタウリ。そこに理想的なパートナーシップが誕生しました。