ショールームオープニングと2021年秋冬コレクションプレビュー

アルファタウリは、2021年秋冬のメンズ・ウィメンズコレクションのキールックを発表。舞台となったのはその本拠地、オーストリアのザルツブルクにあるアルファタウリの新しいショールーム。そのオープニングイベントで、アルファタウリは2021年シーズンのF1マシン発表会とファッションショーを同時開催。モータースポーツとファッションという異なる分野を掛け合わせたマルチディシプリナリーな世界観が、インスタレーションアートの中で表現されました。

“doing things differently and embracing the extraordinary（異なるアプローチで類いまれな高みへ）”をコンセプトにした2021年秋冬コレクション。独特な建築的空間の中で、タイムレスな魅力を放つデザインに命が吹き込まれていきます。

アルファタウリは、ファッションという枠組みを超え、F1チーム「スクーデリア・アルファタウリ」とタッグを組み、ファッションショーにおいて2021年シーズンを戦うF1マシン「AT02」の新たなカラーリングを披露。そして新しい「AT02」のカーデザインが、2021年秋冬のお気に入りルックに身を包んだF1ドライバー、ピエール・ガスリーと角田裕毅によって紹介されました。

いまだかつてない時代の流れを受け、デジタル形式で公開されたこのイベントは、オーディエンスに類まれなショー体験を提供しました。「現代のさまざまな課題を考慮して、ビジネスの手法を変えること、そして自社の得意分野に注力することが必要です」と、アルファタウリのCEOであるアーメット・メルカンは語ります。

2021年秋冬コレクションプレビュー

スタイリッシュなシェイプと革新的なデザイン、特許技術によって生み出され、日常生活のパフォーマンスを向上させるアルファタウリの今季のコレクションは、3つのコアカテゴリであるアウターウェア、3Dニット、パンツのすべてにわたり、タイムレスなアイテムを包括的に展開しています。

チョークカラーやアッシュグレーという落ち着いた色調をベースに、「サンライトイエロー」や「ブルーラグーン」などの鮮やかなカラーパレットを差し色に取り入れた今季のコレクション。今回はじめて自社開発されたオリジナルチェック柄の季節感あふれるプリントデザインも登場し、コレクション全体に彩りを添えています。季節の変わり目に活躍するアウターは、テクニカルパーカーが仲間入りし、さらにパワーアップ。高機能トレンチコートや、テディファーが存在感を放つリバーシブルコートは、今シーズンのキーアイテムに。3Dニットコレクションも同様に、新しいシルエットと、メルローやダークネイビー、ゴールドダストなどのリッチな秋色のカラーパレットでアップデートされています。

軽量で最小限の仕立てはテクニカルファブリックで提供され、実用的な統合された収納可能なデザイン、特に「Travelhandle」システムを備えているため、衣服をすばやく折りたたむことができ、穴あきのディテールがすべてのピースにスタイル、機能性、革新性を兼ね備えています。

アルファタウリショールーム

オープニングイベントのメインステージに選ばれたのは、アルファタウリのショールーム内にある展示エリア。オーストリアの風景をバックに、ガラス張りの舞台が照明に照らし出され、幻想的な近未来空間を生み出しています。広さ2,000平方メートルのショールーム全体に使用されている特製照明の数は、計970本。このブランドスケープの魅力は、躍動感あふれるインスタレーションが施された優雅なエントランス。訪問者は、ブラッシュドアルミニウムの壁と照明が美しい光のコントラストを描きだす「ライトポータル」を通り抜け、アルファタウリの世界へと誘われます。そしてデジタルセールス＆スタジオアシスタント（ロボット）のDAS-01の案内に従い、ショールームをバーチャルに訪問し、最新コレクションを体験。もう、実際に足を運ぶ必要はありません。